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心に呟く癖は
変わらないが
若い頃に比べて
大人しくなったと
我ながら思った。
薄い瞳の色も、
それと判らないように
メガネに工夫をして
もらったせいか、
ぱっと見には
判らないようだった。
ただ、下の子供には
茶色の髪が混じっていて、
その度に
陽一朗に調べてもらった
書類を見せて
納得してもらっていた。
心にわだかまりなく、
子供たちにとって祖母の
話を伝えられる事を
和代は幸せだと思い、
その度に夫に感謝した。
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