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家に着くと、星桜とママは今までのことを整理する。
1つ目の宝石は、手紙と一緒に。手紙に書かれている言葉の意味は未だに不明。
2つ目の宝石は、パパの実家の部屋に飾ってあるくまのぬいぐるみの中。そして手紙のとは別の新しい言葉の1部。
宝石が全部で何個あるのかは不明だが、言葉の意味が分かっていないということで最低あと2つあるのではないかと推測する。
2種類の言葉で1つの宝石の在り処を示している可能性も考えられる。
「もう手がかりはないのよね?」
「うん……」
星桜とママは完全に行き詰まってしまった。だけどそれは『今は』の話しだ。
「今寝たらパパが出てくるかもよ?」
ヒントはパパが出てくる夢のみ。
「全然眠くない……」
明るいうちに寝るということは、星桜にとって難しいことだった。
これ以上考えても、いい案が出てくるとは考えられない。
午後7時頃になったら夜ご飯を食べる。
食べ終わったらテレビを見ながらゴロゴロしたりする。
そしてお風呂に入った後、歯を磨きベッドに入る。
極普通の生活だ。
パパが夢に出てこなかったらどうしようという考えはない。
根拠は無いが絶対に出てくるという自身があった。
この先に何が待ち受けているのか。
不安ではなく、ワクワクしながら星桜は眠りに就いた。
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