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「星桜。……星桜」
鍵を開けてから立ち止まったままの星桜を心配し、ママが声をかける。
「あ、ごめんママ。夢……思い出したの。やっぱりちゃんとパパの夢を見てた」
ママは一安心し、星桜に夢の内容を聞く。
「夢は一部だと思うけど、地図に記されていた場所はここでいいみたい。パパが見守っているから怖がらないでって。あとは、館の中に入ったら説明する」
「……星桜、怖い怖い言ってたのはどこいったの?」
「パパがいるから怖くないよ」
星桜の顔には笑顔が戻っていた。
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