第?章 【daydream believer (上)】

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「よーし、それならちょっと行ってきます!」 数字を教えてもらったエクートが、真っ先に駆け出していった。 最初は1番目の通路、そこから4番目の通路にでてきて、そこから7番目の通路にむかう。 案の定、9番目の通路から駆け出してきたエクートは、迷いなく5番目の通路へ。 「……さて、どうなるかな」 少しだけ待っていると、 「ねえねえ、どうなった?!」 8番目の通路から、全く何の変哲もないエクートが飛び出してきた。 「あれ…?なんか間違ってたかな」 頭をかきかき、エクートはもとの場所に戻ってくる。 「なあ、その歌に続きとかはないのか?」 「ううん、聞いたことはないなぁ」 エクートは渋い顔をして、アトレクスに助けを求めた。 アトレクスも同じように首を振る。 「ああ、もうやだ。あーきーたー!」 いい加減痺れを切らしたエクートが、一番最初に戦線離脱した。
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