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「おい、スミス。俺ら何してたんだっけ?」  スミスと呼ばれた僕はてっちんの方を見る。 「何って……」  僕はそこにいたメンバーをぐるっと見渡してみたが、言葉は浮かばなかった。  記憶の方も真っ白なのだ。 「あれ?なんで思い出せないんだ?名前は分かるのに……俺ら、何の知り合い?」 「何って……なんかの、仲間なんじゃない?」  イソップの言葉にサックが加わる。 「仲、いいんじゃない僕ら」  そんな感じがして、僕もそう口に出した。
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