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ベッドサイドまで連れてくると、坂下さんの重さに負けそのままなだれ込む様に倒れ込んでしまった。
「キャッ、さ、坂下さん。ほら、ちゃんと寝てくださいってば。ちょ、ちょっと……。」
これって、まずくない?
なだれ込んだ勢いで、私は坂下さんに抱きしめられながら、同じベッドに横たわっていた。
いや、そりゃあ、さすがにこの熱じゃなにも無いけどさ……。
「冷たくて…気持ちいい……。」
そう言いながら、更にギュッと私の体を抱きしめる坂下さん。
確かに坂下さんの体、熱い。
熱、まだあるんだ。
こういう時って人の体とか気持ちいいんだよね。
子供の頃、熱出した時に私もお母さんによく、こうしてたっけ?
しゃあないなぁ………。
私はそのまま、坂下さんが深く眠りつくまでそうすることにした。
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