甘いのくださいっ!坂下&香澄編

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あれから何となく…気まずい感じがして坂下さんと連絡を取っていない。 だってそうでしょ?飲み友達で私の親友をずっと好きだって言ってた人の事を急にそんな目ではーーー 坂下さんとのキスを思い出すと胸がきゅっと締め付けられる思いがした。 よしっ。 私は思い切って電話を掛けた。 「いらっしゃい。待ってたよ。久しぶりだね、いつもので良いよね?」 私は例のBARへと来ていた。マスターに電話を掛け坂下さんが来ていないかを確認してからやって来たのだ。 「ご無沙汰してます。」 カウンター席に座ると直ぐにジンライムのグラスが置かれた。 「ありがとうございます。」 「っで、坂下が居ないことを確認してから来るって事は…どういうことかな?」 あはは……さすが、マスター話が早い。 「実は……」
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