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「君は……誰……?」
「はじめまして。私はあなたの思いを叶えるために遣わされた、恋の天使です」
「こ、恋の天使? ……そ、それじゃ、めーちゃん、僕の好きな子と、両想いにしてください!」
「うん、無理」
「即答なのっ!?」
「甘えないでください。恋は落ちるものであって、棚ぼたで落っこちてくるものじゃありません。彼女に好かれたいなら、自分から努力しないと」
「正論ごもっともだけどさぁ、それじゃあ君の役目っていったい何なの?」
「恋の天使の役目は、恋する人を応援すること。たとえ誰から見ても無理目な高嶺の恋でも、一人ぐらいは応援してくれる人がいないと可哀想じゃないですか?」
「すっごい余計なお世話だよね、それ!?」
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