42人が本棚に入れています
本棚に追加
「やっぱり彼女と結婚するんだ。和樹の側にいる為に――」
僕のご主人様は
綺麗な蝶を追いかけるあまり
ご自分が箱の中に囚われてしまわれた。
それでもあの人なら
最後には勝ち取るかもしれない。
真実の愛を。
だって彼は九条敬。
溜息が出るほど完璧な男。
なのにバカがつくほど純真な愛の信奉者。
僕が初めて心からお仕えした人だから。
そう思う。
隷属の蝶 PART2 【完】
最初のコメントを投稿しよう!