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テレビの中の占い師は朝から重苦しい空気を出して本格的な感じだ。
「見えるぞよ……今日のワードは出会いと別れじゃ…そして成長じゃ…」
にしてもこの喋り方といい嘘くさー…
「くだらねーな…蘭子、先に学校行っとくわ」
「あっ!ちょっとーー!」
俺は蘭子を置いて学校へと向かった。
そして自転車を漕ぐ事15分
「ついた…今更だけど遠いな…」
なかなか遠い距離だ。そして無駄に馬鹿でかい校舎、一件豪華に見えるこの学校こそ俺の通う市立海浜高、海も浜も見えないけどな
「おはようございます、光太郎君」
俺は教室に行く途中に1人の教室と会った。ごくごく普通の恰好だが独特の空気とモデルの様なルックス、赤い髪が特徴的な俺の担任、竜崎レンだ。
「おはよーございます。竜崎先生」
「今日もごくごく普通のブサイク顔ですね!ハハ!」
「いえいえ、先生の方こそ負けてないですよ」
「ではまた後で、光太郎君」
この当たり前のやり取りも慣れたな…
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