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「お帰り、お兄ちゃん!」
ビクッ
すると俺の目の前には蘭子がいつものにこやかな笑顔で俺を出迎えてくれた。
何びっくりしてんだ…俺
「お、おう」
「カバン、持つから貸して!」
蘭子は俺からカバンを受け取るとリビングへと向かった。するとそこにはテーブルの上にせんべい、お茶、リモコンのいつもの3点セットが揃っている。
良かった……何も…無かった…
俺は安心したのか無性に喉が乾きコップのお茶を口にした。
「ふー!おい蘭子、今日学校は?」
「んー?行ったよー!お兄ちゃんが行った後きちんとねー」
え…?
俺は動揺してコップを落とした。
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