第1章

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A『行け!小麦粉!』 B小麦粉『ワン!』   紅葉が進む長閑な公園に響く少女の真剣な声。 周囲『また、やってるよ…』 A『いまだよ!小麦粉!鳩さんゲットするよ!』 小麦粉『ワン!ゥ~!(了解だよ!ご飯!)』 A『突撃~ぃ!って…あっ、ちょっ!待って!』 大きな声に反応してかいっせいに飛び立つ鳩の群。 『ああ~!逃げてく…私の晩御飯たちが…』 小麦粉『クゥ~ン…(ご主人ドンマイ…)』 しばらく飛去った鳩を見つめるも、鳩は戻ってきそうにない。 A『仕方ないね、セブンで唐揚げボー食べよ!』 B『ワン!ワン!(流石はご主人!お供します!)』 今日も平和な主人と小麦粉(犬)の日常でした。 ……まさか、このあと平和な日常が終わるなんて…       A『唐揚げボーが無い!?』          完    
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