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一翔VSトルマ・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
(くそっ!!さっきから魔力がどっかに吸い取られてる!!)
裁王・ブレイドフォームに変身した一翔は魔力をブッソに奪われながらも、魔王に変身したトルマを相手になんとか互角に渡り合っていた。
「くくく・・・どうやら魔王、ブッソが仕掛けた魔力吸収の儀式魔法が発動したみたいだな・・・」
「ッ・・・」
「くくく・・・俺様も身体が温まってきたところだし、さらに面白いもんを見せてやるよ・・・」スッ
そんな一翔を見ながら、トルマはそう言いながらマオウガッシャーをしまい、代わりに鍔に紫の宝石が仕込まれた漆黒の大剣を取り出す。
「!?」
(なっ!?あの大剣が出てきた瞬間、吸い取られる魔力量がさらに増えた!?)
「くくく・・・こいつは『ラグナログ』。所有者が相対している相手から死ぬまで魔力を奪い続ける魔剣だ・・・」
漆黒の大剣、ラグナログが出てくると同時に吸い取られる魔力量が増えたことにそう困惑する一翔に対し、トルマは不気味な笑みを浮かべながらそう説明する。
「まぁ、所有者からも魔力を喰らう貪欲な魔剣なもんだから、魔族共は今の今まで封印し、俺様がこいつを受け取るのも戦争で戦果を上げてからという約束だったんだが今回、俺様のお目付け役になっていた最後の四天王のデュークが特別にくれたんでな・・・くくく・・・」
次の瞬間、トルマはそう言いながら、ラグナログを構えながら、一翔の方へと向かっていった。
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