漸く最終決戦

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「がはぁっ!?」 ドサァッ!! タイガーオルフェノクに顎を蹴り上げられた柊はそのまま仰向けに倒れ込む。 「フフフ・・・」 そんな柊に対し、タイガーオルフェノクは不敵な笑みを浮かべながら歩み寄り、 「オラァッ!!」 ドカッ!!バキッ!! 「ぐっ!?がはっ!?」 右足で何度も柊を踏みつける。 「くっ・・・柊君・・・」 (いくら仮面ライダーに変身してもあのケガじゃ、まともに戦うことは・・・) 「くっ・・・この・・・っ!!」ガシッ!! 壁にクレーターを作りながら叩きつけられた彩夏がそう思いながら見ているなか、柊はそう言いながら、踏みつけるタイガーオルフェノクの足を両手で掴む。 「フッ!!オラァッ!!」 ドカァァァンッ!! 「がはぁっ!?」 が、タイガーオルフェノクはそんな柊の両手を振りほどきながら蹴り飛ばし、 「はぁっ!!」 ズドドドドドドドドッ!! ズガガガガガガガガァンッ!! 「ぐはぁぁぁっ!?」 右手の掌から八弾の光弾を放ち、食らわせる。 「・・・どうして・・・」 (どうして、あそこまで無理して戦おうとするの?どうして、オレは柊君にこれ以上、傷付いて欲しくないと思ってるの!?どうして今、こんなに胸が苦しいの!?どうして・・・ッ!?) 「あ・・・」 この時、彩夏は自分の“気持ち”に気が付いた・・・
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