漸く最終決戦

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「な、なんだ!?その姿は!?」 「黒原・・・」 (聞こえるか?柊よ。) 「!?」 フラッシュ・アクセルブラスターフォームに変身した彩夏の姿を見て、タイガーオルフェノクがそう困惑の声を上げ、柊が思わず茫然としながらそう言うなか、マンティスに変身して、大量のサナギ体ワームと戦っていたリヒテルからそう言う“念話”が聞こえてくる。 (汝、過去を見定める覚悟はあるか?あるのなら手を天に翳し、ハイパーゼクターを呼べ。さすれば、過去のハイパーゼクターが汝の元に参らん。) 「過去・・・」 リヒテルに“念話”越しにそう言われた後、柊はそう言いながら、短いながらも彩夏と共に過ごした過去の自分を振り返り、見定める。 「・・・来い。ハイパーゼクター・・・」スッ ブゥゥゥンッ!!パシッ!! 柊がそう言いながら手を天に翳した瞬間、何処からか、過去のハイパーゼクターが飛んできて、その手に収まる。 「ハイパーキャストオフ!!」 柊はそう言いながら、呼び出したハイパーゼクターを右腰部に装着する。 『Hyper Cast Off』 パキィィィンッ!! 次の瞬間、柊はガタック・ハイパーフォームに強化変身する。 「!?なに!?」 「!?柊君・・・」 「来い。パーフェクトゼクター・・・」 ガタック・ハイパーフォームに強化変身した柊を見て、タイガーオルフェノクがそう困惑の声を上げ、彩夏がそう言うなか、柊はパーフェクトゼクターを呼び出し、装備する。 「一緒にやるぞ。黒原。俺もおまえに言いたいことがあるからな。」 「柊君・・・うん!!」 タイガーオルフェノクを睨み付けながら、そう言いながらパーフェクトゼクターを構える柊に対し、彩夏もそう言いながらフラッシュブラスターを構え直す。 次の瞬間、二人はタイガーオルフェノクに向かっていった。
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