漸く最終決戦

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「「・・・」」 パァァァ タイガーオルフェノクを倒した後、彩夏と柊は互いに同時に変身を解き、元の姿に戻る。 「柊君。さっきのことなんだけど」 「待て。黒原。いや、彩夏。悪いけど、俺の方から先に言わせてくれ。」 変身を解いた後、そう言う彩夏の言葉を遮りながら、柊は彩夏の方を向く。 「知り合ってからそんなに日も経ってないし、この状況でこんなこと、言うのはバカなんだろうけど・・・俺はおまえのことが好きだ・・・だから、俺と付き合ってくれないか・・・」 次の瞬間、柊は真剣な表情でそう告白する。 「・・・」 そんな柊からの告白を受け、思わず固まってしまう彩夏に対し、何体かのライオトルーパーやモールイマジンが光弾や雷を放とうとする。 「マスター達の邪魔は・・・」 「させないンだよォ!!」 ズバババババババババババババババァンッ!! 「「「ぐわあああぁぁぁっ!?」」」 「「「グオオオォォォッ!?」」」 ドッカァァァンッ!! が、いつの間にか人化していた柊の魔武器であるセイバーと、桔梗がそう言いながら斬り伏せる。 「・・・ズルいよ。柊君・・・私の方から告白しようと思ってたのに・・・」 「彩夏・・・」 チュッ!! 「!?」 その時、彩夏は柊にキスする。 「柊君・・・いや、秀介・・・私も秀介のことが好き・・・大好き!!」 「彩夏・・・」 「こんな私だけど、これからよろしくね。」 「・・・あぁ!!」 「まさか、この戦争中に両想いになるとはね。」 「だね。っていうかカノンもだけど、うち(リンクス作)のキャラって他作品のキャラとくっつく人、意外と多いよね。」 ズバァァァンッ!! 「「グオオオォォォッ!?」」 晴れて恋人同士になった彩夏と柊を見ながら、カノンとリサはそう話しながら、クアンタと実体剣でサナギ体ワームを斬り伏せる。 その後、彩夏と柊は再びフラッシュとガタックに変身し、互いを援護し合うように戦闘を再開した。
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