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最上階、『魔王の間』・・・
「「「はぁ・・・はぁ・・・」」」
「フフフ・・・」
その頃、一也、シルバ、リリアスの三人は自分達を含む、世界中から魔力を奪い、その奪った魔力を変換した“衝撃波”や上級魔法を繰り出すブッソに苦戦していた。
「フフフ・・・如何に勇者と『守護者』と言えど、所詮は下等な人間・・・たいしたことはないな・・・」
「ふん。その下等な人間から奪った魔力で戦ってる魔王(笑)がいい気になったものだな・・・」
不敵な笑みを浮かべながらそう言うブッソに対し、リリアスがそう減らず口を叩く。
「ふん。」
「!?」
ドカァァァンッ!!
が、次の瞬間、ブッソは“衝撃波”を放ち、リリアスを吹き飛ばす。
「きゃあああぁぁぁーーーっ!?」
「リリアス!!」
「くっ!!」
ダメージを受けながら吹き飛ばされるリリアスに一也がそう声をかけるなか、シルバは自身の魔武器である柄が赤い西洋剣、天爆に光の魔力を纏わせて、“滅光爆裂破”を放とうとする。
「“ダークレイ”。」
「!?」
ズバァァァンッ!!
が、ブッソは指先から高密度に圧縮した闇の魔力をレーザーにして放つ上級魔法、“ダークレイ”を放って、シルバの右肩を貫いた。
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