神のミスで巻き込まれた僕・続編

漸く最終決戦

ドサッ！！カチャンカチャーンッ！！

吹き飛ばされた後、スィンは以前、Dr.マキから奪っていた三枚の紫のコアメダルや薄桃色の液体が入った小瓶を落としながら、地面に落下する。

「うっ・・・くっ・・・」

「最後の三枚のコアメダル、返してもらいますよ。」ｽｯ

Dr.マキはそう言いながら、右手の掌を突き出す。

ヒュウウウッ！！チャリンチャリンチャリーンッ！！

すると、スィンが落とした三枚のコアメダルが引き寄せられ、Dr.マキの掌の中に入っていく。

ブアアアァァァッ！！

すると次の瞬間、Dr.マキの身体を紫のオーラが纏い、冷たい風が吹き荒ぶ。

「くっ・・・」

「それでは、あなたを『完成』させるとしましょう。」

『プットッティラ～ノ！！ヒッサァーツッ！！』

ビュオオオ・・・ッ！！

完全体としての“力”を取り戻した後、Dr.マキはそう言いながら、今度はアックスモードのダークメダガブリューにセルメダルを一枚、投入する。

すると、ダークメダガブリューに強力な冷気が纏われる。

「くっ・・・このままだと・・・ッ！！」

そんななか、スィンは先程、コアメダルと共に落とし、自分の近くに転がっていた薄桃色の液体が入った小瓶・・・以前、異世界、『第九世界』で雪姫から贈られた神薬の存在に気付く。

※詳しくは春夏秋冬さんの『夢現す女神』をご参照ください。By作者。