第1章

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バットを手にしたまま氷の上に降りた。物凄くひんやりとしていてすぐにあかぎれを起こしそうだった。 「このままだと、自分が力尽きそうだな」 自分が生きていれたのなら、きっと他にも誰か生きているはず。そう信じて前に進み始めた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「お姉ちゃん」 「ん?」 「もう二時間近く外にいるし寒いし、今日の異能者探しは止めようよ」 「そうね…それじゃそろそろ皆のとこに戻ろうか」 「そうそう。早くかえって…!お姉ちゃん!」 「まさか見つかったの?その人の能力分かる?」 「ちょっとまって………ううん。まだ使ったことが無いみたいだから分かんない」 「それだけ分かれば十分よ。でも、あっちの方はあいつらのじんちじゃない?」 「そうだけど…一応確認しに行ってみようよ」 「そうね」 そうして少女たちは、反応の示す方に歩き出した。
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