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バットを手にしたまま氷の上に降りた。物凄くひんやりとしていてすぐにあかぎれを起こしそうだった。
「このままだと、自分が力尽きそうだな」
自分が生きていれたのなら、きっと他にも誰か生きているはず。そう信じて前に進み始めた。
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「お姉ちゃん」
「ん?」
「もう二時間近く外にいるし寒いし、今日の異能者探しは止めようよ」
「そうね…それじゃそろそろ皆のとこに戻ろうか」
「そうそう。早くかえって…!お姉ちゃん!」
「まさか見つかったの?その人の能力分かる?」
「ちょっとまって………ううん。まだ使ったことが無いみたいだから分かんない」
「それだけ分かれば十分よ。でも、あっちの方はあいつらのじんちじゃない?」
「そうだけど…一応確認しに行ってみようよ」
「そうね」
そうして少女たちは、反応の示す方に歩き出した。
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