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最初の依頼で正志の仕事の出来を見て、有能な手駒として扱いたいようだ。
『何でも屋』の社長に依頼料に色をつける代わりに、優先的に正志をこちらに回してほしいと交渉し、正志は裏社会での仕事が大幅に増えた。
最初のうちは頼られてると喜んで引き受けていたが、最近になって自分のしていることに疑問を感じているようだ。
疑問を感じながらも、与えられた仕事は完璧にこなしているようだが。
それほどまでに、正は人に頼られることに生きがいを感じているのだ。
誰からでもいい、必要とされることを誰よりも望んでいるのだ。
周りに人がいてほしい。
そのために。
――ヒーローになる。
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