親と子の料理対決?!

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『文化祭当日』 2年C組の会場、調理実習室では……… 和雄「結構観客が集まってきたな」 祭子「じゃあそろそろ始めようかしら」 そう言いうと祭子はマイクを手に取った。 祭子「お集まりの皆様お待たせしましたー、それではこれより料理対決を始めたいと思います!っとその前に、今日この対決のナレーションを勤めさせて頂きます私は2年C組学級委員長の文化祭子と申します。宜しくお願いしまーす!」 観客(青年)「(おいっ!すげー名前だな……)」 祭子「そして本日の対決するのが…我が2年C組対その母親達です!」 観客の目が両者に行くと、2年C組は堂々としていた。逆に母親達はちょっと恥ずかしそうに落ち着かない感じに見える。 祭子「尚、この料理対決では必ず秋の食材を使った料理を作って頂きます!そして審査員は会場の観客の皆様に試食してもらいます!それではさっそくー調理開始ー!!」 開始の合図と共に両者は一斉に動き出した。 祭子「おーっと、まず母親チームですが冷蔵庫から秋の代表的な魚、秋刀魚を取り出したー。そして秋刀魚を内臓も取らずにそのまま、なんとっ!ミキサーに入れました!」 一方の2年C組は、冷蔵庫から丸くて白い塊を出していた。 祭子「それでは2年C組の方を見てみましょう。今、C組が白い塊を棒で延ばしているのは前もって作っておいた生地のようです。材料は薄力粉、バター、牛乳、塩、そしてレモンの皮などを混ぜた物のようです。生地を延ばし終えたみたいです。それを何かの型に張り付けているぞ~これはパイの型だー!それをオーブンに入れました!」 観客(女子大生)「なにパイを作るんだろう」 祭子「母親チームはミキサーから先ほどの秋刀魚を取り出し、丸めて作ったつみれを網で焼き始めた!おっ!つみれだけじゃない、舞茸も焼いてるぞー!」 観客(子供)「いい匂いがするよ、ママ!」 観客(母親)「そうね。(今日は秋刀魚にしようかしら)」 祭子「(ヤバイ!香りだけでこんなに美味しそうだよ~がんばれ2年C組!)えーっと…C組は……段ボールから果物を取り出しました。種類は…柿、梨、リンゴ!どれも秋の美味しい果物だー!これはクラスの美果子さんの親戚から送ってもらったそうです。そしてー、柿と梨の皮を剥いて薄く切り始めました。他の生徒は先ほどオーブンから取り出した生地に生クリームを敷いているぞ!」
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