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祭子「えーっと…C組は……段ボール箱から果物を取り出しました!種類は……柿、梨、リンゴ!どれも秋の美味しい果物です!この果物はクラスの実果子さんが親戚から送ってもらったそうです。そしてー、柿と梨の皮を剥いて薄く切り始めました!あと他の生徒が先ほどオーブンから取り出したパイの上に生クリームを敷いているぞ!その上に切り終わった果物を次々と乗せて、更にその上にリンゴをすったのを乗せています!更に更にっ!その上に網状にしたパイ生地を乗せて、溶き卵を塗っています。溶き卵にはハチミツが入っているそうです。そのパイをオーブンに入れました!あとは焼き上がりを待つだけのようです!」
オーブンにパイを入れ終えたC組は一息ついていた。
祭子「そして母親チームは……焼いたつみれに片栗粉を付けて揚げ始めています!あと、その隣ではスープを温めています!そのスープですが前日に出作ったらしく、出汁には秋田県産の比内地鶏を使用したそうです。比内地鶏は秋田ではよくきりたんぽ鍋で使われるそうです。おっ!ここで母親チームは盛り付けに入りました!」
母親チームは容器にスープを入れ、次に揚げたつみれと軽く炙った舞茸、最後に濃い目のスープで煮込んだモミジ型の人参を入れた。
祭子「ここでパイをが焼き上がったようです!」
C組がオーブンを開けたとたんほのかに甘い香りが会場に漂った。
観客(女の子)「クンクン、甘~いいい匂~い」
C組は皿にパイを切り分けた。
祭子「さ~て、両者の料理が完成しました!2年C組は秋の果物のフルーツパイ!対して母親チームは秋刀魚のつみれ汁!それでは審査員である観客の皆様、どうぞ試食のほうをお願いします!」
祭子がそう言うと観客達は待ってましたと言わんばかりに料理の方に向かって行った。
拓「(なんか観客の人数が結構増えてるな)」
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