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観客の試食が始まった。
母親チームの試食の方では………
観客(カップル男子)「んーっ!このつみれ汁、秋刀魚のつみれが汁に浸かっていない所はサクッと、汁に浸かっている所はフワッと、しかも全然臭みがなくて………うまいっ!」
観客(カップル女子)「それに、つみれと舞茸の香ばしい香りがたまらないっ!」
2年C組の方では………
観客(女子大生)「このパイは外がサクサクで中はトロける感じで、秋の果物と生クリームが口の中にいっぱい広がるーっ!女の子なら絶対好きな味だね!」
観客(女の子)「おいしいーっ!私、このパイ大好き!」
そして、観客達の試食が終わると………
祭子「それではこれより投票に移ります!これから皆様にお配りする用紙に美味しかった方の名前を書いてこの投票箱に入れて下さい」
祭子がそう言うと、観客達はどちらの名前を書こうか悩みながらも、記入し投票をした。
祭子「それでは投票結果を発表します!」
この時会場は一気に静まり帰った。
祭子「勝者は総票数127票中、73票を獲得した……………母親チームです!!」
会場の観客は勝者である母親チームにだけではなく、敗者のC組にも拍手を送った。
観客達「つみれ汁最高でした!」「パイも美味しかったよ!」「いい勝負だった!」「また来年もやってくれ!」
C組の生徒達は自分の母親と照れくさそうに握手をし、また来年対決の約束を交わした。
祭子「(負けちゃったのは残念だけど……楽しかったからいいかな!)」
こうして料理対決は終わり、後片付けが終わった所で………
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