第1章

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え?なんで? 学校から帰ってきて、コテツを散歩に連れていくのは日課だ。 こんな秋晴れの日は、とても気持ちがいい。 だから、ついいつもと違う道を通ってみた。 それが大失敗だった! 「コテツ、走るよ」 そう小声で言って、喜ぶコテツと走り出す。 わからないはず! 気付かないはず! 急に走り出したせいで、のんびりしていた鳩が慌てたように飛び立ったが、気にしている余裕はない。 とにかく、早くこの場から逃げないと。
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