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学園のお昼休み
就職先がベットショップの私は
今日も先生の愛犬ワフを借りてお散歩する。
B「じゃあ、頼んだぞ」
A「はい!任せて下さい」
背を向け歩き去る先生を
見えなくなるまで眺めたら
私はワフに声を掛け
反対側へと走り出した。
卒業までの代行。
就職先がペットショップ希望なのに
犬が少し苦手なんです。なんて、
バレバレな嘘ついて
先生から愛犬ワフのお散歩を
譲り受けた私。
先生は私が犬好きで嘘ついたと
思ってるみたいだけど、
本当は先生。あなたが好き、なんだよ。
でも全然気づいてくれない
鈍感な体育教師。
A「あなたのご主人様は私の気持ちに
いつ気がついてくれるかな?」
気づけば湖を一周し
元の場所に戻っていた。
私は秋桜の咲く立札の脇に立ち
彼がワフを迎えにくるのを待ちながら
ポツリと呟く。
B「…知ってたさ」
A「えっ!?」
卒業と共に私には彼が出来た
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