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『起きろ〜！！朝だぞ〜！！』
でかい声で叫び起こす陽次。
すると、亜紀さんと浬さんは驚いた様にビクッ！っとして起き上がった。
そして、何事かとキョロキョロと周りを見ている。
『…陽次…てめぇ、こらっ。朝からでけぇ声出してんじゃねぇよ。』
状況が把握出来たらしい亜紀さんが眉間にシワを寄せて上体を起こした。
『…殺すぞ…陽次…。ってぇ、頭痛てぇ…。』
頭を押さえながら亜紀さん同様、上体を起こした浬さん。
「…本当に、元ヤンキーだったんだな…」
いつものニコニコ顔ではない二人の怖い顔に昔は本当に暴走族の幹部をしてたんだなと初めて感じた。
『寝起き悪ぃからな。この人達。おっかねぇだろ？』
ニッっと悪戯に笑う陽次。
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