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【莉李】
木佐さんも一緒に観光に行く事になったから、皆で尋さんの車に乗り込んだ。
『莉李。あのキャンドルくれた中居さん、あの旅館の女将さんだったみてぇだぞ。』
車の中で陽次が言った。
「…そうだったのか。でも、着物あれだな。普通の中居さんと同じだったよな。」
そんな話をしていたら
『あの旅館の女将さんさ。働き者だから、忙しい時は中居さんと同じ着物着て同じ様に働くみたいだよ。だから、従業員さん達に凄く慕われてるって聞いた。』
横から木佐さんが教えてくれた。
「…良い人なんだな。だから、あんなに素敵な旅館になるんだろうな。雰囲気凄く暖かい感じだったし。ありがとな。陽次。」
陽次はいい所選んでくれたな。
『ん?俺?』
「…来年も期待してるぞ。」
『…あぁ〜。ね。、ん。頑張って探します。』
来年も期待出来そうだ。
隣で木佐さんが笑って『頑張れ』って陽次に言っていた。
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