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「じゃ、ありがとな。兄貴。亜紀さんと浬さんも送ってくのか?」
皆、眠そうだ。
『こいつらは俺ん家に泊まる。じゃあな。親父によろしく。』
手を挙げ兄貴達は帰って行った。
「莉李。行くぞ。大丈夫か?」
まだ寝惚けている莉李はフラフラしている。
『…ん。』
言いながら目はウトウト。
「暗いから気を付けろよ。」
フラフラの莉李の肩を抱き家へと入った。
親父を起こさねぇ様にゆっくり部屋へと向かう。
部屋に入るなり莉李はベッドへダイブ。
また、そのまま寝てしまった。
俺も一服してから莉李の横に潜り込み目を瞑る。
莉李を抱き寄せつくづく思う。
連れってって良かったなって。
莉李はちょっと疲れたかもしれねぇけど、凄く楽しんでくれてた。
旅館は大浴場や露天風呂もすげぇ良くて、女将さんにも良くしてもらって。
おっちゃんや幸恵さんとも出逢えて、木佐さんにも出逢えて。
まぁ、余計なのが3人着いて来てしまったがそのおかげで今日はゆっくり観光も出来たわけだし。
莉李がずっと笑顔だったなと思い返しながら俺も深い眠りについた。
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