尋&木佐

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数ヶ月前、買い出しに出ていた時に偶然元【雷神】の多田に会った。 あんまり変わってなくて直ぐに多田だと分かった。 「多田!」 声を掛けるとこちらを見た多田は少し驚いた顔をして、ニカッと手を挙げてこっちに歩いて来た。 『よっ!尋じゃねぇか。元気してたか?すげぇ久しぶりだな。』 相変わらず元気な奴。 フッと笑いが出る。 「おう。お前はいつでも元気だな。」 『元気しか取り柄ねぇからな。1人か?』 俺の周りを見て多田が聞いてきた。 「あぁ。店の買い出しにちょっと来たんだ。」 『あー。何か聞いた。尋、bar経営してるんだろ?結構、人気あるって。俺も今度行ってみようって思ってたんだよ。』 また、ニカッと笑う多田。 「お前も1人か?時間あるなら、ちょっと茶でもどうだ?」 近くの喫茶店をチラッと見た。 『そうだな。俺も今日は暇だし。いいぜ。あそこ、入っか。』 多田も近くの喫茶店を見て言った。 2人で喫茶店へと入る事に。
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