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二月八日(木)
最初の生物の記憶はぼくらの遺伝子に記録している。共感するって、その記憶を呼び覚ましたんじゃないかって。
今、ぼくらがしている事って、多分、最初の奴らは全てやってる。だから思い出した事で人と人を感じさせてるのかなって。
もしかしたら最初が存在しないかもしれない。エンドレストリップだ。いつ始まって、いつ終わるのか。多分ぼくらは凄い事を知ってるのかもしれない。
思い出したくない事で考えられるのは、自分の死だ。最高の苦痛だ。そんなもの、生きている内に知りたくない。だから生まれた瞬間、もしくは形が作られる段階で、記憶の隠蔽してしまったんだ。
生まれながらに秘密を知って、ぼくらは生きている。時折、それは垣間見れる。自分の記憶、血の記憶。簡単に言えば前世の記憶と生命、又は遺伝子とでも云えば良いかな、その記憶。二つの記憶はクロスする。それが夢だ。夢に出てくるのだ。
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