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「ねえ、こういうのどうかな。
水曜日の深夜に、教室の戸を開けたら、そこには自分の席にもう一人の自分が座ってて、そのもう一人に触られたら“あっちの世界”に連れて行かれちゃうっての」
「あ、それ怖い。いいね。
じゃあ会議室横の階段を二段とばしでのぼったらみこすり半の気持ちになれるってのは?」
「みこすり半ってなあに?」
「いや、なんでもないよ。
冗談冗談」
「もう字下手なんだから。
これ、タフィーって読めないよ」
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