第1章

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この学校には、合唱のジンクスと呼ばれるものがある。 指揮者と伴奏者が男女だとジンクスがおこり、恋に落ち結ばれると言うジンクス。 そのジンクスに私柿原莉歩。関わりそうなんです!! なぜか?って、それは遡ること1ヶ月前… 朝早い教室でのこと… 「莉歩ー。俺様と一緒に指揮者と伴奏者やらない?」 「うん。いいよ~って、ええー」 「そんなに驚くこと?」 「もちろん!」 「だってさ、ホームルームで決まんなかったじゃん。俺ら、クラス長と副クラス長だろ。だからさ、一番手っ取り早い方法は、俺らが、指揮者と伴奏者やれば良いってこと。」 「確かに…あったまいいー!さっすが綺羅!」 私は、綺羅の頭を撫でる。 「バッカ!撫でんな!!俺様は、男だ。」 「分かってる。」 ニコッと笑うとなぜか赤くなる綺羅。 「綺羅?どーした?」 「何でもない…」 と言いつつも、ずっと赤かった綺羅でした。
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