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この学校には、合唱のジンクスと呼ばれるものがある。
指揮者と伴奏者が男女だとジンクスがおこり、恋に落ち結ばれると言うジンクス。
そのジンクスに私柿原莉歩。関わりそうなんです!!
なぜか?って、それは遡ること1ヶ月前…
朝早い教室でのこと…
「莉歩ー。俺様と一緒に指揮者と伴奏者やらない?」
「うん。いいよ~って、ええー」
「そんなに驚くこと?」
「もちろん!」
「だってさ、ホームルームで決まんなかったじゃん。俺ら、クラス長と副クラス長だろ。だからさ、一番手っ取り早い方法は、俺らが、指揮者と伴奏者やれば良いってこと。」
「確かに…あったまいいー!さっすが綺羅!」
私は、綺羅の頭を撫でる。
「バッカ!撫でんな!!俺様は、男だ。」
「分かってる。」
ニコッと笑うとなぜか赤くなる綺羅。
「綺羅?どーした?」
「何でもない…」
と言いつつも、ずっと赤かった綺羅でした。
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