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文化祭当日♪
朝早く教室に行きピアノを弾いてると。
「わりぃ莉歩遅れた…」
「構わないよ~。」
「莉歩聞いて…」
「ん?」
綺羅が私に近づいてきて抱き締める。
「ちょ…綺羅?」
「俺…お前のこと好き。好きなんだ…」
「えっ…?」
チャリとおとがする。
「これ、俺からのプレゼント。」
首もとを見るとネックレスで指輪が通っていた。
「な…に…これ?」
「昨日買った。知ってる?もうひとつのジンクスあんの。」
「もうひとつのジンクス…?」
「うん。男子が文化祭当日の朝に女子を呼びだし、告白してネックレスを渡すって言うジンクス。」
「っ…」
ポロっと、涙が出る。
「返事聞かせてよ…。俺お前のこと好きなんだよ!!」
「私も。綺羅が好き!大好きです!!」
おもいっきり抱きつく。
「もしかして俺ら、両思いだった?」
「言っとくけど。私綺羅のこと高1の秋から好きになった」
「俺は、出会った瞬間から。」
二人で笑う。
ジンクスって本当だったんだ…
文化祭当日の朝に私と綺羅は結ばれた。
いつまでも、わらいあう私たちだった。
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