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毎日決められた授業は殆ど変わり映えがしなくて退屈だ。
黒板に書いてある内容を書き写しながら、
里香と優子を見ると里香は自分の髪に枝毛が無いか探し、優子は頬杖をつきながらつまらなさそうに指でシャープペンを回している。
私の席は一番後ろなので、周りがよく見える。
寝ている人や、ノートに落書きをしてる人など、殆どが話を聞いていない。
先生は50代くらいで、白髪が混じっているのでおじいちゃん先生と皆に呼ばれている。受け持ってるのも歴史で、それが妙に似合っている。おじいちゃん先生は大人しくて何も言わないので、みんな好き放題だ。
私は飛行機の音がして、窓の外を見た。
飛行機の後を雲がなぞり、進んできた道を示している。
行き先の決まった飛行機のように、私の人生も決まった道を進んでいるだけなのだろうか。
私は小さく溜息をして、またノートを書き始めた。
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