第2章

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カムバーーーック篠原さん!! 一人デビューしたての付け焼き刃のような知識では対応しきれないよ。 心の中は号泣だが、やるしかない。 たまにまどかちゃんや、他の営業事務が大丈夫かと声を掛けてくれるが、皆は私以上の仕事量だ。頼る訳にはいかない。 なんとしてもやりきるんだ。よしっ! 気合いだけは十分だー。私はやれる! と思った所だったのに、入力のパートさんから、 「高峰さん、この注文書締め切り過ぎてる」 ヒョエーーー。 なんてこったーーーーー。 ムンクの叫びばりの顔になってしまったと思う。 ど、どうしよう。 RRRRR…あ、内線だ。 「はい、高峰です。」 「小堀です。お疲れ様です。」
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