7人が本棚に入れています
本棚に追加
「聞こえなかった?だから実践してみようっていっているんだよー」
聞こえてはいる
もちろん言ってる意味もわかる
だが、実践しよっていうのが意味が分からない
「えーと、それはやらなきゃいけないものなのかな」
「もちろん、強制ではないよ」
「じゃあやらなくていいや」
「勿論、強制だ」
そうですか
強制なら仕方ないな
強制という言い訳を使って僕は
女の子とイチャイチャしたいという下心があったのは認める
間違いなく
僕は人と接したかったんだ
ま、女の子とやるならなんだって楽しいだろ、
この頃はそんな甘い気持ちで
彼女と関わってしまう
どんっ!
後悔した
嘘だろ、、
僕は教室の床に倒れていた
一瞬過ぎてわからなかった
さっきまで
うきうきしていた僕は
彼女が言う
「鉛筆でも人を倒すことが出来る」これだけ聞くと、中二病じゃないかと誤解されかねない一言だが、
その意味がよく分からない僕だったのだが
やっと分かった
それは数秒前
彼女はまた口を開き
「私は君を鉛筆で倒すことができる」それはさっきも聞いたのだが
「人里くんは人が簡単に死ぬってことは知っているかい?私はよく知っている」
「この世界は人を殺すための道具が多すぎると思うのだよー私は」
話が壮大になっているのだが、どうしたらいいのだろう
「別に私は鉛筆じゃなくたっていいいんだけど、、」
君を殺したいと思う気持ちこそ大事なんだ
それは僕に聞こえるか聞こえないかの声で
ぼそっと独り言のように囁いた
えっ
最初のコメントを投稿しよう!