C3型1968年型シボレーコルベットスティングレイ

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『概要』 1968年、三代目のコルベットとして誕生。膨らんだ前後フェンダーとくびれたように見えるボディ中央部がコーラのビンを連想させたことから『コークボトル』の愛称がある。このデザインは、このモデルを最後にデザイナーを引退したビル・ミッチェルと日系人ラリー・シノダがデザイン・スタディとして生み出したマコシャークが原型で、そのデザインをほぼ踏襲している。 シャシーやサスペンションは基本的に先代のC2型のものを引き継いでおり、ブレーキや足回りも後のマイナーチェンジまで長く使われることになる。 エンジンは二種類用意されているが、初期型に搭載されていたビッグブロックエンジンは435英国馬力を引っ張り出し、『完全に首を折る究極のオーバーキル』と評された暴力的エンジンだった。その所為か『スモールブロックエンジンのコルベットはわずかに速く、非常に文明的快適さをもっています。しかし、 ビッグブロックエンジンのコルベットは非常に速く、やや野蛮』とコルベットは評された。 後年のモデルに行けば行くほど排気規制の関係もあってスポーツカー的要素が薄くなって扱いやすいものへとなっていき少し速い乗りやすいクーペとなっていくが、それでもアメリカらしいパワー優先型の乗り心地は最後まで健在だった。 『本編概要』 元はとある破産した人物の所有物で、その際に返済の足しにと売り出されたものだった。珍しく状態が全体的に良好だったので最低限の点検と整備で売り物として出されていたが、買い手が付きそうになると必ず買い手の方が断るという状態を何度も繰り返し、売り場の肥やしになっていた。 そしてそのままワスプのもとへやってきた。 どうやらワスプにとってはアメリカにいた頃からの憧れの存在だったようで『祖父と祖母の青春に触れれる』と大興奮だったらしい。どうやら祖父の愛車と同じモデルだったようだ。 扱いはアグレッシブだが、彼女の才能相まって現状は良好である。 『DATE』 寸法…長4625×高1214×幅1758(mm) 車重…1597(kg) エンジン…シボレー427『ビッグブロック・トライパワー』V型8気筒エンジン(7000cc) ボディタイプ…2ドアクーペ 塗装…シルバー 駆動…FR(後輪駆動) 変速機…4速マニュアル 最高速度…250キロ(毎時) 製造期間…1968年(全期を含めると1968年~1982年) 『備考』 ・1969年型のサイドマフラー搭載 ・トランクリッドにトランクデッキ搭載
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