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「回収、急いでくれ。」
「はい!」
蒼夜くんは急いで自分の死体に近づくと、自分の装備を拾って装備し直していく。
「終わりました!」
「取り合えず帰還で飛んでくれ。そろそろ、竪琴の限界回数だから。」
「イクルさんは?」
「俺は自分の家に飛ぶから。」
「分かりました。本当に有り難う御座います。」
そう言って、蒼夜は深々と頭を下げる。
そして、腰袋からスクロールを取り出し使用する。
光のエフェクトが蒼夜を包み込み。
光が消えた跡には、蒼夜の姿はなかった。
蒼夜の帰還を確認して、俺も素早く腰袋から巻物を取り出して使用する。
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