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頼んでもいないのに、クッキーを持ってくる。 気が効いてると言えば、聞こえは良いが。他のNPCも、そうなのだろうか? ソフィアと同タイプのNPC使用人は、現存数は僅かに3体だけ。 服装のカスタマイズと、キャラメイクが出来ると言う理由で、俺は購入したが。 実に、2000万ゴールドもの驚きの値段だった。 他の、NPC使用人は平均的に50万~200万ゴールド。 カスタマイズと、キャラメイクが出来ないと言うだけで、性能は同じだと思うが・・・・。 ソフィアを購入した時には、フレンド達から「馬鹿じゃない!?」を連呼された。   コーヒーを飲み干し、クッキーを平らげて。俺は蒼夜君を連れて、隣の部屋に移動する。 この部屋は、武器防具置き場だ。 「うわあぁぁ・・・・」 部屋の中の数々の武器防具を見て、蒼夜君が感嘆の声を上げる。 「欲しいのが有れば。持って帰っていいから。」 「ほぇ!?」 「欲しいのが有れば挙げるよ。」 「うえぇえ!!」 蒼夜君の叫び声に、思わず顔を顰める俺。 「でも、コレって!全部レア物ばかりですよ!!」 「要らないなら、無理にとは言わないけど。」 「・・・・・・・・」 なぜ無言になる? 「ほんっとおううに。貰っても良いんですか?」 「どうぞ。」 俺の返事を聞くと、蒼夜君は顔を輝かせながら、武器防具を品定めし始める。 顔を輝かせてる蒼夜君には悪いけど・・・・。 ここの、レア度って、そんなに高くないんだよね・・・・。 カードゲームで言えば。せいぜい、R~R+ と言ったレア度だ。 確かに、蒼夜君の使っている武器防具もHQ製品で高性能だが。 それは、あくまでも、鉄鉱石での範疇であって。 特殊鉱石の武器防具に比べると。どうしても、見劣りしてしまう。 鉱石の種類は下から。 鉄→黒鉄→銀→白銀→ミスリル→アダマンタイト→オリハルコン となる。
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