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USO 5ステージ ギルド設立
そうこうしている内に。
部屋のドアが開かれて、ソフィアと共に、1人の女性が入ってくる。
「イクル君、呼んだ?」
「ミリアさんも来たし。これで、全員揃ったね。んじゃ、本題に入ろうか。」
「イクル!まずは状況を説明しろ!」
キョウが、イクルを睨み付けながら声を上げた。
「だから、それを今から説明するんだよ。黙ってるように。」
イクルは自分が座っていたソファーから立ち。ミリアに座る様に指差す。
ミリアは黙って、イクルの指示通りにソファーに腰掛ける。
「ミリアさん。紅茶で良かった?」
「はい。ソフィアちゃん。お願いね。」
「畏まりました。」
ソフィアが、ミリア用に紅茶を淹れて、テーブルに置く。
イクルは今まで座っていた、椅子の後ろにある机の上に腰掛ける。
「んじゃ、まず最初に。蒼夜君たちに聞くから。他の皆は黙っててね。」
イクルの言葉に。亜里亜、ガイ、キョウ、ミリアの4人は頷いてみせる。
「さて、蒼夜君。君たちに質問が在るんだけど。」
「はい、何でしょう?」
蒼夜が代表で答える。
「君たち、ギルドを作る気はない?」
「はえっ?」
イクルの前で、迂闊にハイと言うと、了解だと取られてしまうのを学んだ蒼夜。
危うく、ハイ?と言いかけたが、何とか言葉を持ち直した。
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