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「ギルドをつくるも何も。俺達はハウスを持っていませんよ。」
そう、ギルドを作るには。最低条件として、どんなに小さくても良いので。ハウスを所持しているのが絶対条件。
今現在のキャッスルタイプを所持しているギルドも、元は小さなハウスを購入し。
そこから、全員で資金を投資収集して、キャッスルタイプのハウスを購入しているのだ。
「だろうねぇ~。おっと、別に馬鹿にしている訳ではないよ。
USO歴が浅いのにハウスを所持していたら、逆にビックリだかね。」
心の中で、1ヶ月でキャッスルタイプを購入したアンタはどうなんだ!と。
盛大に突っ込みを入れたのは、蒼夜だけではないと思う。
「そこで、質問なんだけど。蒼夜君達はギルドを作る気はない?有る?」
蒼夜は、沙耶、カナタ、シャナ、桂の顔を順に見る。
「俺は、作ってみたい。」
カナタ。
「アタシも・・・・」
沙耶。
「私も。」
シャナ。
「同じく。」
桂。
「俺の推測だけど。君たちは、同級生。
もしくは、他のオンゲー仲間だと思うんだけど。」
イクルの言葉に、5人の表情が驚きに変わる。
「なんで、そう思うのですか?」
「ん~。ドレイク相手の戦い方が、連携が取れ過ぎてるんだよね。
余程、相手を信じてるか、付き合いが長いかのドッチかだ。
そういう、戦い方だった。」
「同級生です。」
「うん。で、答えは?」
「資金が集まれば、作るつもりでいます。」
「OK。で、ここからが、本題だ。」
そう言って、コーヒーを口に運び、喉に流し込み。話を切り出すイクル。
「ギルドハウスとして、此処を拠点にする気はない?」
「はい?!」
言った後に、【しまった】と言う顔をする蒼夜だが。
「大丈夫、今のはノーカンにして置く。」
「言ってる、意味が分かりません。」
蒼夜の言葉に、イクルが話を続ける。
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