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なので、「蘇生は出来ないけど、NPCヒーラーの所まで案内できるけど?」 そうすると、幽霊状態の彼【蒼夜】はお辞儀をする。 デスパの外に出て、走ること5分(現実時間で)。 デスパ周辺の教会に辿り着く。 教会にはNPCの神父が居て、幽霊状態の蒼夜が近づくと瞬時に蒼夜を蘇生してくれた。 ここの協会のNPCは、不在の時も有るのだが。それを、考慮してか。蘇生料金は無料になっている。 「お気を付けて。」 NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)の神父は、それだけ言うと教会の椅子に腰掛けた。 蘇生された蒼夜は、幽霊ローブと言われる、ローブ1枚だけの格好で蘇生される。 「有り難う御座います。」 蒼夜は俺に向かって礼を言うが。 「礼は良いから。早く荷物を取りに行かないと。」 「はい!」 そう言って、デスパに向かって走り出す蒼夜だが。 あの子・・・・・ローブ1枚だけって自覚してるの? 「蒼夜くん!待った!」 大声で、走り出す蒼夜を呼び止める。
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