1953人が本棚に入れています
本棚に追加
なので、「蘇生は出来ないけど、NPCヒーラーの所まで案内できるけど?」
そうすると、幽霊状態の彼【蒼夜】はお辞儀をする。
デスパの外に出て、走ること5分(現実時間で)。
デスパ周辺の教会に辿り着く。
教会にはNPCの神父が居て、幽霊状態の蒼夜が近づくと瞬時に蒼夜を蘇生してくれた。
ここの協会のNPCは、不在の時も有るのだが。それを、考慮してか。蘇生料金は無料になっている。
「お気を付けて。」
NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)の神父は、それだけ言うと教会の椅子に腰掛けた。
蘇生された蒼夜は、幽霊ローブと言われる、ローブ1枚だけの格好で蘇生される。
「有り難う御座います。」
蒼夜は俺に向かって礼を言うが。
「礼は良いから。早く荷物を取りに行かないと。」
「はい!」
そう言って、デスパに向かって走り出す蒼夜だが。
あの子・・・・・ローブ1枚だけって自覚してるの?
「蒼夜くん!待った!」
大声で、走り出す蒼夜を呼び止める。
最初のコメントを投稿しよう!