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イクルが集めてくる素材の販売方法は、主にプレイヤー相手による掲示板での販売。
NPC相手の資金稼ぎでは、たかが知れているので。基本的に掲示板に乗せて、それをプレイヤーが買い取る。
ちょうど、そのタイミングで、ソフィアがドアを開けて中に入ってくる。
「お待たせしました。イクル様。」
「僕には、いつものコーヒーを。君たちは何を飲む?大抵の種類なら用意できるよ。」
「僕も、コーヒーを。」
蒼夜が言う。
「えっと、私は紅茶を御願いします。」
続いて、沙耶が。
「俺は、炭酸系が有ればソーダを。無ければコーヒーを御願いします。」
カナタが。
「私も、紅茶で。」
シャナ。
「私は、アイスミルクを頼んでも良いですか?」
桂。
「畏まりました。炭酸系が有りますので。ソーダ水で宜しいでしょうか。」
ソフィアが、カナタに伝える。
「あ、お願いします。」
「畏まりました。」
カナタの言葉に、一礼して部屋を出ていくソフィア。
「うぉぉぉぉ!!NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)使用人のメイド!!初めて見た!!何アレ!めちゃくちゃ可愛いんだど!!!」
ソフィアが部屋から出ていくと同時に。カナタが興奮しながら、大声で感動と絶賛をする。
「煩い!」
横で騒ぐカナタに軽く肘で小突くシャナ。
桂と沙耶も、初めて見る、NPC使用人の感想を話していた。
「ところで、君たち。さっきの狩りで、スキルを使っていなかったけど。なんで?」
「「「「「「???」」」」」
5人の表情が、何それと言った感じでイクルに集まる。
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