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「俺達5人はね。基本的に縛られるのが大嫌いなんだ。
だから、ギルドに所属しない。」
「なら、自分達で作れば良いのでは?」
桂が率直な意見を述べる。
「あはは、それこそ無理だ。」
イクルは笑いながら答える。
他の4人も笑っている。
「俺達はね、自由の塊なんだよ。
それこそ、ギルドなんて作っても誰も管理しない。だろう?」
「メンドクサイ。」
「同意。」
「同じく。」
「家事があるので無理です。」
イクルの言葉に、亜里亜、ガイ、キョウ、ミリアの4人が大きく頷く。
どんだけ、面倒くさがりなんだよ!と、心の中でツッコミを入れる5人。
「まぁ、アレだ。ギルドには所属するけど、基本的には幽霊ギルド員だと思ってくれればOK。」
「それって、場所は貸すから。後は自分らでどうにかしろってことですか?」
「そだね、基本的にはそうなる。勿論、手助けが欲しい時なら、手を貸せる時なら手助けはするよ。」
「少しだけ、相談する時間をもらっても良いですか?」
「勿論、好きなだけ相談してくれ。俺のは、御願いなんだから。」
蒼夜達5人は、部屋の隅に移動して、相談をはじめる。
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