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「ああ、そんな名前だった」
説明を聞いて納得する。
「これ食べながら話していい?」
目の前に置かれたお菓子とペットボトル。
飲み物は問題ないが、机に置かれるお菓子の量に口元がひきつってしまった。
軽く山盛りになったお菓子の量はともかく、味がとても甘いか激辛のどちらかしかない。
何故、中間がないんだろう?
「あの、私が買ったんじゃないよ」
俺の顔を見ながら、園田さんも若干顔をひきつらせていた。
「部活顧問の赤崎(アカサキ)先生が持ってきたの。両極端の味しかないのは、全部季節限定で新商品らしいの」
「あ、本当だ」
身近にあったお菓子のパッケージには、目立つ色で限定品の文字がある。
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