第1章

5/32

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
「なにが知りたいんだ?」 「今はちょっと、放課後でいいかな?」 周りを気にしつつ、肝心なことは言わない。 つまり、他の人には聞かれたくなく話しづらいと。 難しい話は苦手で避けたいけど、駄目とは言えない。 川田さんからの紹介だし、当然柳内も知っているはず。 それに、二人から彼女なら大丈夫だと判断して、俺を「占い師」だと紹介したのだろう。 柳内達は、普段物静かな方で、相手の外見や噂以外で見る目が高い。 最初は、驚いたが間違った見方はほとんど無い。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加