第1章

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「ねー、何か今日転入生うちのクラスに来るらしいよ」 前の席であり友人でもある片桐修(カタギリ シュウ)が身をこっちに向けて話してきた。 「ほー」 「すっげー興味なさそーな顔w」 「んなこと言われたってな。隣の空き机見りゃ何となく分かるわ」 目線を俺の右隣の机に向けると「まーねぇー」という声を修はあげた。因みに俺は窓側の一番後ろという特等席である。 「あ、あとさー現国の宿題見してー」 「大人しく怒られろ」 「(´・ω・`)」 修のそんな顔を無視したそのとき、教室の扉が開く音が聞こえたので目をやると担任の新田ニッタだった。 しょぼんとした顔をした修がしぶしぶと前を向くと次の瞬間には未確認生物が新田の隣に立っていた。 「俺は緑野光だ!よろしくな!!」 それが未確認生物もとい緑野光と俺ら2-Aクラスのファーストコンタクトである。
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