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「波流が病気になったのは、俺のせい」
それから2人は、おばあさんから物事の本質を明らかにするダイヤのついた帽子を借りて。
青い鳥を探す旅に出るんだ。
最初は、思い出の国。
2人はこの国で、死んだはずのおじいさんとおばあさんに出会う。
人は死んでも、みんなが心の中で思い出してくれたならいつでも会うことができるんだよ。
そう、おじいさんは2人に教えた。
「母さんが亡くなって、すぐだった。
まだ俺も波流も小さくて。
でも俺一応兄貴だしさ。頑張んねえとなあーって思ってた。
だから葬式とか、親父と俺はいつもバタバタしてて。まだちっさかった波流を構ってやれなかった。
そこまでの余裕が、俺にも親父にも無かったんだよなあ」
それから青い鳥の居場所も教えてくれて。
2人は青い鳥を捕まえるんだけど、思い出の国を出た瞬間に青い鳥は真っ黒になってしまう。
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