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『プログラム第六、リレー競争』
あっ、リレーだ、憧れのリレーに出れるなんて僕は嬉しかった、でもまた小ジカに負けたりしたら、僕は少し不安になった、それを見たのかカエデが言った。
「ひろき、次がきただろ」
バシッと背中を叩かれた、僕は少し勇気が出た。
「うん、頑張って1位になろう」
『このリレーが最終競技となります、皆様頑張って下さい』
「えっこれで終わりなんだ」
僕は残念がった、おばあちゃんを見ると、なぜか涙をためて僕に微笑んだ。
「また、おれが最初に走る、二番手はサクラだ、ひろき、アンカーを頼んだぞ」
カエデが真剣な目をして言った、カエデの勝ちたい気持ちが伝わった、僕たちはまた円陣を組んだ。
いつの間にか、お日様はもうすぐお山の谷間に隠れるところで、お空を赤く染めていた、広場の縁の紅葉に動物たちのお父さんお母さんがお迎えと応援にきていた。
「絶対一番になるぞー!」
「おーっ!」
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