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また…胸が………
心臓が音を立てるのは
本日何回目でしょうか…。
三神蒼志の言葉で
固まってしまったあたしに
彼はフッと不敵に笑う
ーーーう。
やっぱりこの人の方が
上手なのは変わらない…
「へい!ラーメンお待ち!!」
カウンターの奥の厨房から
大将がニカッと笑いながら
ラーメンをカウンターに置いた。
「わぁ…美味しそう…」
気を取り直したあたしが呟くと
三神蒼志は柔らかく笑った。
「本当に美味そう。
いただきます。」
あたし達は二人並んで
手を合わせて
他愛ない話をしながら
ラーメンを食べた。
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